久高オデッセイ上映会 報告4


上映会は大重潤一郎監督の

「久高オデッセイ」「久高オデッセイ 生章」2本の上映。


監督はこの映画を撮影するために
2002年久高島に移り住み、最初の3年はカメラに一切触れず
とにかく島の人と毎日飲み、語り、心を通わすことで
島のなかにじんわりと溶け込んでいかれました。


「久高オデッセイ」にはイザイホーが存続できない状況になりながらも

年間30ちかくある久高島の儀式を守る島の人たちの姿が。


「久高オデッセイ 生章」には久高島のありのままの自然、命の息遣いと

その自然と共存する島の人たちの日常の生活が。

空気のようなたたずまいで自然体のイキイキとした島の人たちの表情を撮られています。


イザイホーが行われていない今も琉球王府以前から受け継がれた儀式は

脈々と大切に生活のなかに息づいていている。

命あるすべてのものを大切にする想いが

自然と儀式となって受け継がれてきた。

その想い、魂こそが尊い。

久高島にありのままの命の姿がある所以です。





上映後は監督との座談会。

監督のあたたかく、心に刺さってくる言葉に引き込まれます。


バリや沖縄など民間で芸能文化が栄えているところでは

みんなが自然に敬意を払いながら慎ましやかに共同生活を送っている。

日常の生活文化がほど深く尊くて美しいものはない。

環太平洋はもともと陸続きで、僕らはモンゴロイドの兄弟。

我々の先祖がどう生きて、どう交流してきたか、

先住民族が残してくれてた叡智、

自然への敬意を決して忘れてはならない。



監督は久高島を撮影中に脳出血で倒れ右半身不随に。

2年ほど死ぬことばかり考えていたんだそう。

そんななか、久高島の命ある自然に魂を揺さぶられ励まされ

突き動かされるようにカメラを回し続けられた。

体力は4分の1になったけど、気力とロマンは4倍になった!」

ご自身の経験から湧き出る監督の言葉は命そのもの。


命で繋がり、お互いにシェアしていこう!

血の通った力強い生命力溢れた一言一言に

笑い、涙し、心が震えた時間でした。


いい笑顔♪♪♪

みんな一人一人の想いが繋がってひとつになれて

とってもあったかかったです。

本当にありがとうございました。


これからも、「久高オデッセイ」を通して感じたそれぞれの経験・想いを

”シェア”していきましょう!(笑)




久高島のご縁に感謝します。


(nobさん・ゆうこちゃん・愛ちゃん・監督・おもちゃん・acky・SUGEE)


カフェ麻心で感動の余韻を。


監督、美味しそうに日本酒飲んでたな~・・・♪


支えてくれたスタッフのみんなBIG HUGです!!


本当にありがとう。


素晴らしい場所と素晴らしい方々を繫いでくれたmiddlesのnobさんに心から感謝します。